ドットブロッティング
ニトロセルロース膜にタンパク質等の糖鎖結合性サンプルをスポットしておき、SGNP 溶液に浸す事によって、糖鎖結合の有無を確認できます。
使用するバッファーを添加し、SGNP 溶液をAbs 530 nm = 0.15 ~ 0.30を10~20 ml 調製。
ニトロセルロース膜を1.0 x 3.0 cm 程度にカット。
0.1~2.0 μ g /spot になるように、サンプル溶液をスポット。
φ 5.0 cm のシャーレなどのガラス容器にSGNP 溶液10 ml を注ぎ上記にて作成したメンブレンを、ピンセットなどを用いて浸漬し、5~30 分間緩やかに攪拌。
メンブレンをバッファーにて洗浄し、乾燥。
* 単価結合の糖鎖結合性タンパク質に対しても結合実験が行えます。
METHOD
* SGNP 溶液は、使用するメンブレン寸法およびガラス容器に合わせた容量を作成ください。
* 例)Trans-Blot Transfer Medium, Pure Nitrocellose Membrane (0.2μ m)
(Bio-Rad 社, Cat. No.162-0146)
* 適宜ピンセット等を用いてメンブレンをSGNP 溶液より取り出して、染色具合を確認してください。
* メンブレンのみが染色する場合は、SGNP 溶液濃度を下げるか、浸漬時間を短くしてください。